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「今の職場辞めたいけど、介護職員不足で辞めにくいなあ……」
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「人手不足で残業多いし、自分が辞めたらみんなに迷惑かけるかも……」
介護業界は常に人手不足です。その状況は現場の介護職員はよく理解しています。
自分が退職した後のことが気になる。
ご利用者さんが困らないだろうか……
他の職員さんに迷惑かけてしまう……。
普通の会社だったら、「そんな、職員が一人辞めたところで会社は揺るぎませんよ」と言って終わりです。
しかし、介護職員は「ご利用者さんに迷惑かけるし……」
「人手不足で忙しい中、辞めるって言いにくいなあ」
といった、介護職員特有の退職のしづらさがあると思います。
特に若い方は、「親の介護があるから」とか、「実家の家業を継ぐことになった」
などの退職理由は使えないです。
このブログでは、若い方の退職理由の伝え方を解説します。
若い人向け退職理由
若い人が使える、引き止められにくい退職理由があります。
私は介護主任を11年行っており、その間にも退職された方は多くいます。
「その理由は引き止められないな……」と感じたものをご紹介したいと思います。
逆に言えば、「この理由なら退職できる理由」をご紹介します。
やりたいことがある
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「他にやりたいことができ、それに挑戦したいので退職させてください」
この退職理由は、十中八九上司から
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「何に挑戦するんだい?」
と、聞かれますが、ここで正直に詳しく答えるのはやめましょう。
詳しく話すと、
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「そこの会社は厳しいよ」
「あなたのスキルでは無理だと思うよ」
などと引き止めにつながります。
最悪の場合、退職の話が進まなくなってしまいます。
できれば転職を考えている業種は、異業種がスムーズです。
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「幼い時からの夢なので、決心は固いんです」
「悩みに悩んだ結果、退職を決めたんです」
などと、上司から何を言われても、決心が固いことを伝えましょう。
また、転職先を詳細に伝えると、悪評を流されることもあります。
転職先の社名を伝えるのではなく、職種や業界名などのおおまかな内容のみ伝えましょう。
それでもしつこく、社名を尋ねられることは無いと思います。
が、万が一しつこく尋ねられた場合。
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「転職先から、社名は伏せるように言われているので、すみません」
と伝えれば、それ以上は聞かれないと思います。
体調不良
また、同じ福祉業界への転職を伝えると、
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「うちにも同じ事業があるから、そこへ異動する方がいい」
と、引き止められます。
福祉業界への転職を、嘘をつくことなく伝えるのは難しいです。
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「体調が悪く、これ以上仕事が続けられないので退職します」
と、実際体調不良であれば本当のことですが、元気な方だと嘘をつくことになります。
また、
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「休職して、しばらく休んでから復帰すればいい」
と、引き止められることも考えられます。
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「両親からも、休職ではなく退職するようにと言われています」
などと、返すと大丈夫と思います。
嘘をつくということ
退職時、正直に本当のことを伝えるとスムーズに辞めることはできません。
正直に振る舞うことで、あなたと上司の貴重な時間を無駄に削ってしまいます。
本気で退職したいと考えているのであれば、ある程度嘘をつくことも必要だと思います。
- 若い人は、異業種への挑戦を退職理由にすると、引き止められにくい。
- 転職先の詳細は言わない。
- 決心が固いことを伝える。
- 嘘をつくことも必要。
失敗せずに退職するための心構え
退職したいと考えるということは、色々な理由があると思います。
中でも深刻な退職理由の場合、すぐにでも辞めた方がいいです。
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「契約に無い夜勤をさせられて、心身ともに疲れ切っている」
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「周りから無視され、自分の存在を必要とされていない気がする」
他にも、
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「上司や先輩から嫌がらせを受ける」
「仕事の日の朝、なぜか涙が止まらない」
「仕事のことを考えると、夜眠れない」
などといった心が痛い想いをされている方は、危険信号です。
場合によっては、心療内科などの医療機関を受診することもおすすめします。
自分の健康は自分で守る
人手不足で退職しづらい環境ですが、勇気を出して退職することは、自分の健康を守るためには必要なことです。
自分の健康を害し続け、メンタルを壊して働くことができなくなることもあります。
最悪の場合、命に関わる結果になることもあります。
自分の健康や命よりも大切な仕事はありません。
退職を失敗して、ずるずると働き続けることで病気になるという結果は避けましょう。
- 深刻な退職理由は、人手不足でも勇気を出して退職する。
- 病気になるくらいなら辞めましょう。
- 大切なことは、自分の健康は自分で守ること。
心身を崩して働けなくなったら……
心身ともに限界という状態でもズルズルと退職を引き延ばされた結果、
仕事ができなくなるくらい自分が壊れます。
自分が壊れたら、上司は「病気になるまで働かせて悪かったなあ」など絶対に言いません。
「倒れてる場合じゃない!根性で働け!」と思っています。
そんな上司のために、自分を犠牲にすることはありません。
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「上司はなぜ引き止めるのか」を理解しておく
勇気を出して上司に退職の意向を伝えても、必ず上司に引き止められます。
人手不足で疲弊した職場であれば、特にそうです。
なぜ上司は退職を引き止めるのか。
上司の中には、自分のことだけを考えている人もいます。
- 上司自身の評価が下がるから
- 人手不足で、辞められたら自分がしんどいから。
この2つの理由で引き止める上司は、必死に引き止めてきます。
必死な上司は、「職場の仲間がしんどくなる」「ご利用者さんへのケアが行き届かなってかわいそう」
など、情で引き止めようとする上司もいます。
引き止められやすい退職理由をおさえておく
退職理由によっては引き止められやすい内容もあります。
引き止められやすい退職理由
- 「給与が安いので辞めたいです」
- 「業務がしんどくて、これ以上続けられないので退職させてください」
- 「今の部署での人間関係がしんどいので、退職しようと思います」
これらネガティブな退職理由は、必ずと言っていいほど上司に引き止められます。
なぜ引き止められるか。
それは、引き止めることができる隙があるからです。
給与→「給与交渉を上に掛け合うから、考え直してよ」
業務→「業務改善するからさ、退職はまだ待ってよ」
人間関係→「部署異動を上と掛け合うから、それまで待ってよ」
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これらのことを伝えられても、改善されることはありません。
特に給与アップは、「上と掛け合ってみたけど難しい。時間をかける必要があるからもう少し待って」
と、言われてズルズルと引き延ばされます。
実際に改善されることもあるかもしれませんが、改善されるまでには長い時間が必要です。
「すぐにでも辞めたい。」
「心身ともに限界。」
そんな方は、これらの退職理由は言わない方が無難です。
「なぜ職場改善は時間がかかるか」気になる方は、あわせて読んでください。
どうやっても退職を認めてくれない場合
今までの方法を実行しても、どうしても上司が認めてくれない場合があります。
退職を認めないまま時間が過ぎれば、諦めてしまうことを知っているからです。
そのような状況におちいった場合の対処方法をお伝えします。
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退職代行を使う
自分で退職できない場合は、退職を代行してくれる業者があります。
退職代行業者はたくさんあり、どの業者を選ぶか迷ってしまいます。
気をつけるポイントはたった一つ。
「弁護士が代行する業者」を選ぶこと。
弁護士が代行しない業者は、できないことを「できる」と謳っている可能性があります。
きちんと弁護士が代行してくれる業者は、決して安くはありませんが、
お金を出してでも退職したいと考えている場合、退職代行サービスを使うといいでしょう。
自分は会社に行くことなく、確実に辞めることができます。
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【たくさん退職代行業者があるけど、どれを選べばいいの?】と思われた方は、以下記事でしっかりと解説しているのでぜひ読んでください!
まとめ
若い介護職員が円満に、スムーズに退職できる方法をお伝えしてきました。
退職を決めて行動に起こすことは、とても大変なことです。
自分で決めた道を進むため、ちょっとしたテクニックを使うことで、時間や手間が省けます。
この記事を実践することで、若い介護職員が新たな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
- 若い人へのおすすめ退職理由は、「異業種への挑戦」。
- スムーズな退職をするためには、嘘をつくことも必要。
- 病気になるくらいなら、人手不足でも勇気を出して退職する。
- 自分の健康は自分で守ることが、一番大切。
- ネガティブな退職理由だと、引き止められやすい。
- どうしても退職できない場合は、退職代行業者を使う。
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