こんにちは、介護職員として20年。悩み悩み継続して働いているカイヤメくんです。
介護職をずっと継続しているわたくしカイヤメくんですが、何度も介護職を辞めたいと思ってきた経験があります。
ただ、辛いこともあるけど、ずっと留まっている理由があります。
そんな私が、「今の職場の辛さ、耐えるべきかどうか」を解説します。
退職しようかどうか悩んでいる人への参考になればと思います。
どうか最後まで、読んでいってくださいね。
退職の判断の仕方
退職した方が良いかどうかは、自分を中心に考えてください。
何がつらいのか、しっかりと向き合うことから始めましょう。
ただし、自分の働いている介護施設の悪い部分は、キリがないくらい出てきます。
それこそ退職するための理由を探す行為となってしまいます。
- 職場の悪い部分だけに向き合う人は、愚痴が言いたいだけの人です。退職しない方がいいです。
- 自分としっかり向き合って、退職するかどうかを考えましょう。
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自分の状況をしっかりと整理する
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なんとなく退職したいけど、我慢して働いた方がいいだろうか……
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周りはベテラン職員ばかり。退職したいと感じているのは、自分がわがままなだけなんだろうか……
介護の仕事は、一口に「大変な仕事」と言われています。
その反面、「とてもやりがいのある仕事」とも言われます。
良いことも悪いこともありますが、人間の特性として悪いことの方が印象が強いものです。
そのため「もうこの仕事辞めたいな」と思うことも、多々あると思います。
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「ただ愚痴を言いたいだけ。」
「本当に辞めたいわけじゃない。」という人も多いでしょう。
まずは今の自分の状況をしっかりと整理し、本当に辞めるべきなのか考えましょう。
中には「辞めるなんてもってのほか。職場の人やご利用者に迷惑かけるから。」
と思い込んでいる人も、「あれ?もしかして退職した方がいいかも……」となる可能性もあります。
グレーな介護施設
労働基準を守らなかったり、介護職員を使い捨ての駒のように扱っているブラック介護施設。
そんなところからは、ぜひ退職してもらいたいです。
しかし、明らかなブラック介護施設であれば踏ん切りがつきますが、グレーな介護施設だと悩んでしまいます。
「残業は認めてくれるけど、あんまりいい顔されない」
「コロナで通常よりも休むように指示されたのに、欠勤にされて給与がもらえなかった」
など、いつもはいい職場だけど、時々ブラックになるという状況です。
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きっとこのようなグレーな介護施設は多いと思います。
しかし、このようなグレーな介護施設は、もしかしたら数年後完全なブラック介護施設になる可能性もあります。
そんな介護施設は今退職するのではなく、完全にブラックになってから転職するもの遅くないと思います。
微妙なグレーな感じはあるけど、働きやすさを感じている場合、無理に退職はしない方がいいです。
時間が経過すると、もしかしたら完全なホワイト介護施設になるかもしれません。
病気や怪我
介護職員に腰痛はつきもの。
ぎっくり腰で動けなくなることも……
最悪の場合ヘルニアになり、介護職員として働けなくなるリスクもあります。
介護職員は体が資本です。
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私も経験がありますが、自分が不健康だとこんなにしんどい仕事はありません。
場合によっては夜勤ができなくなったり、移乗介助禁止などの業務制限しなければならない場合もあります。
ですが、介護職員の悪い癖。「周りに迷惑をかけないように無理をしてしまう」です。
本当は一人での移乗介助は厳しいけど、周りの職員みんな一人で介助している。
自分も周りに合わせなきゃ……となり、無理をしてしまう。
結果として重度の腰痛となり、退職を考えることに……
最悪の場合、介護職員自体を続けることができなくなるかもしれません。
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体調管理として、日頃から無理をしないことが必要ですが、人手不足の介護業界。
無理をしなければ業務が回らないことは百も承知です。
それが介護職員に無理をさせてしまう原因。
「自分はこのままでいいのか?」
自分と向き合うと、答えは出るはずです。
自分と向き合わず日々の仕事に埋もれてしまう生活だと、無理をしている自分に気がつきません。
無理をしている自分に気づいて、対処しましょう。
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メンタルヘルスの悪化
最近は少ないですが、看護師からの理不尽な要求を介護職員は受けがちです。
他にもお局介護職員からの陰湿ないじめ。
上司やご利用者からのハラスメント。
日々の激務や、夜勤での急変にあたったり。
ご家族からのクレームで心がしぼんだり……
介護職員には、さまざまなストレスがあります。
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中にはメンタルヘルスに不調が出てしまい、仕事自体ができなくなることもあります。
メンタルヘルスの不調で怖いのが「自分は大丈夫」と、自身の不調に気が付かないことです。
そのため、病院への受診の必要性に全く気がつかず、気がついた時には体が動かない状態に……
そうなる前に、病院受診をしてください。
周りでそのような方がいたら、まずは病院受診を勧めてください。
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自分から気がつくことが難しいので、周りが伝えてあげましょう。
もしも周りから「あなた最近様子が変ですよ?」「心療内科とか受診した方がいいんじゃない?」と言われることが増えたら、素直に病院へ受診しましょう。
そして、「このままその職場で働き続ける意味」について考えましょう。
結婚や家族の事情での生活圏の変更
生活圏が変わり通勤時間が長くなる場合、早出や遅出がある介護職員とって、仕事の継続は難しくなります。
近くの職場に変えることも検討する必要があります。
自宅から遠くなっても無理して通勤すると、夜勤明けの自動車の運転は危険です。
私も以前は自宅から1時間かかっていましたが、夜勤明けでの運転はヒヤッとすることが多々ありました。
事故をしても職場はあなたの生活を保証してくれません。
通勤距離が遠くなってしまう場合は、「近くの職場に変えること」も検討しましょう。
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出産育児
最近では育児休暇を男性が取得することを推奨していますが、出産・育児は生活が大きく変わるきっかけになります。
特に夜勤のある介護職員は、育児のために夜勤ができなくなります。
出産・育児をきっかけに、退職する人も多いです。
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特に男性は、給与の低さから子供と奥さんを養っていく心配が大きくなり、他業種への転職を考える人もいます。
給与の低さ、将来性、自分のやりたい仕事ではないのか、得られるスキルがあるのか、なども考慮しながら転職は考えるべきです。
なんとなく介護職は給与が低いから、給与の高い業界に転職しようかと安易に考えてはダメです。
さまざまな方向から考えて、転職を決めましょう。
将来への不安
介護の仕事をしていると、「この仕事、年老いてもできるか?」と常日頃感じます。
特に若い時は、真剣に考えます。
「夜勤を定年までするのか……」
「若い時でも体が悲鳴を上げるのに、歳をとっても同じ仕事ができるのか」
本当に深刻に考えます。
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しかし、介護は特養での直接介助だけでなく、訪問介護やデイサービスなど、介護度が低いご利用者を対象としたサービスへの転職もできます。
介護の仕事は定年まで働くことができる仕事です。
将来的なキャリアを考えることも大切です。
「歳をとったら楽な仕事がしたい」と、なんとなく考えるのではなく、具体的な将来のビジョンを介護業界で描いてみましょう。
今までとは違った、仕事としての介護が楽しくなるかもしれません。
違う業界への挑戦
具体的に介護以外の業種への転職を考えている人は、違う業界への挑戦も視野に入れていると思います。
「この仕事がしたい!」と具体的に想い描いている場合、思い切って飛び込んでみましょう。
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転職を上司に伝えると、「君には介護しかないよ」「その業界は厳しいよ」と止めてくると思います。
このようなことを言われても、本気で挑戦したいと感じたら、不安にならず飛び込むことをお勧めしまう。
やらずに後悔するのは、本当に悲しいものです。
挑戦することは、とても楽しくワクワクするものです。
ぜひ若いうちに、このワクワクを感じながら仕事をしてほしいと思います。
まとめ
- グレーな介護施設は、今すぐ退職しなくてもいい。
- 腰痛があって無理をしている自分に気付きましょう。
- 周りから「様子が変ですよ」と言われたら、メンタルヘルスを崩しているかも。とりあえず病院へ行きましょう。
- 通勤距離が長いと、事故のリスクは高いです。事故をしても職場はあなたを保証しないです。
- 給与が低いからといって安易に転職するのではなく、転職先の将来性や得られるスキルも考慮しましょう。
- 年齢を重ねても介護業界で働けるように、将来のビジョンを具体的に描きましょう。
- 介護以外の業界へ挑戦したいけど……と悩んだら、思い切って飛び込んだ方がいいです。
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自分の職場のいいところを見つけたら、それで留まってもいいと思います。
「介護の仕事は3Kだ」これが先行しすぎて、本当はいい職場なのに見切りをつけてしまうともったいないです。
ホワイトな職場を手放して後悔しないようにしましょう。
わたしが介護職に留まる理由
20年介護職員を続けている理由は、後輩や部下に私と同じ思いをしてほしくないからです。
私が就職した20年前は、パワハラという言葉が無かった時代でした。
しかしパワハラが問題視され始め、「あれってパワハラだったよね」と感じることもしばしば。
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普通の一般企業と比較して、
「介護業界は一般企業と同じじゃない」
「一般企業では当たり前なことだけど、介護業界はそこまでしなくていい」
という謎の考えが蔓延しており、
当時の私は「介護職と一般職は、同じ労働者。介護業界が未熟であれば、そこに到達する努力をするべき」
と考えていました。
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今ではいち介護職員が、そんなこと考えてもどうにもなりませんが、
役職者となり部下を持つことになり、「せめて自分の部署だけは、労働者に当たり前の権利が得られるように」
という意欲で、20年介護職員として働いているという現状です。
また、その考え方によって、介護業界が良くなるきっかけにもなって欲しいと思っています。
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