介護施設を退職したい理由は、人それぞれです。
中には「退職せずに長年同じ職場で働き続けることが素晴らしい。」と考えている方もおられます。
しかし、そんな考えはもう古く、盲目的に、ダラダラと働き続けることは危険です。
理由は、介護職員から搾取し続ける介護施設があるからです。
★残業代はちゃんと出ていますか?→詳細記事
★有給休暇はきちんと取れていますか?→詳細記事
もしも「サービス残業が当たり前。」「有給休暇なんて使えないのが当たり前。」
と、思った方は、残念ながらあなたは退職を失敗した人です。
でも安心してください。
わたしと同じなので。
この記事では、退職を失敗する人の特徴を6つにまとめました。
あなたはこれに、何個当てはまるでしょうか?
ちなみにわたしは、5個全部当てはまりました……
わたしみたいに、どっぷりと退職を失敗しないように、最後まで読んでもらえたら幸いです。
退職を失敗する人の特徴5選【介護職員編】
自己犠牲
とにかく他の職員のフォローをする。
自分が我慢すれば丸くおさまる。
そんな考えの方は、自己犠牲の意識が強いです。
この自己犠牲の意識が強いと、耐える力が強いので様々な搾取があったとしても耐えてしまいます。
「耐えれることはいいことじゃないか。」と思われると思いますが、お勤めの職場から搾取されていることには変わりありません、
介護職員から搾取しない、ホワイト介護施設で働いていれば、あなたの人生はもっと豊かになります。
その豊かさを介護施設経営者は、平気で搾取します。
耐えたことに対するご褒美はなく、この先ずっと損をし続けながら働くことになるでしょう。
目をつむってる(自己肯定感が低い人)
先ほどの「自己犠牲で耐え続ける。」ということと同じようでちがう特徴です。
残業代が出ないことや、有給休暇が取れないこと。
明らかにブラック介護施設の特徴に気がついているにも関わらず、自分が搾取されてることに目をつむってる人がいます。
「いつかは環境が改善される。」「正直者に福が来る。」
そんな考えだと思います。
しかし、この考えは大変危険です。
職場環境が改善されるのは、他人の力に頼っている状態です。
改善されない可能性もあります。
つまり、お勤めの介護施設の労働環境を、他人任せにしている状態です。
はっきり言って、労働環境を変えることを他人任せにしていては改善されません。
自らが改善行動をとらなければ、絶対に環境は良くなりません。
20年同じ介護施設で働いているわたしが断言します。
経営者の考え方は、絶対に変わりません。
搾取してやろうと考えている経営者は、搾取し続けます。
これに対して目をつむり、見て見ぬふりをしている状態は、退職を失敗している状態ということです。
もっと自己肯定感を高め、「自分は大切な人間なんだ。」と意識することが必要です。
自分を大切にすることが、とても大切です。
嫌われたくない
自分が退職すると、他の職員に迷惑をかけて嫌われてしまう。
と考えてしまい、退職できずにいる。
これもまさに退職を失敗している人です。
嫌われても自分の人生。自分で切り開くことを意識している人であれば、「なんで嫌われたくなくて辞めれないの?」と疑問を持つと思います。
「嫌われたくない」と過剰に意識している人が、この世の中には少なからずいます。
そのような人は臆病で、自分の行動で他人に何か悪いことが起きてしまうことを非常に嫌います。
例え自分が損してでも、他人に嫌われることだけは避けたいと思っています。
他人に嫌われることを恐れて自分だけ損をしないよう、もっと自分を大切にしてください。
自分だけ得をしてもいいんです。
終身雇用が正義と思ってる
終身雇用で退職金をしっかりもらう。仕事を失ったりリストラされて、無職で路頭に迷うことは避けたい。
そのため終身雇用こそ正義。
今の職場で耐えて耐えて、耐え抜いた先に幸せな老後がある。
そんな幻想を信じていると大変危険です。
なぜならそんな幻想は無いですし、耐えて耐えて耐え抜けるような介護施設であればいいですが、耐え抜けれずにメンタルや体を壊してしまったら……。
メンタルや体を壊してからでは遅いです。
わたしも経験がありますが、一度メンタルを壊してしまうと二度と元には戻りません。
最悪の場合働けなくなることもあります。
介護職員の体が壊れる。それは腰痛です。
腰痛がヘルニアに。ヘルニアは腰椎と腰椎の間に神経が挟まり、激痛を引き起こします。
とても介護の仕事はできません。
そこで介護以外の仕事を探す状況になるのですが、無理せずにブラック介護施設から退職さえしていれば、あなたは介護の仕事自体をやめることはなかったでしょう。
ブラック介護施設の経営者は、あなたから搾取するだけ搾取して、あなたが壊れたからといって謝罪することはありません。
慰謝料をあなたに支払うこともありません。
あなたが壊れたら誰にも保証されることなく、あなたが損をするだけです。
そのため、終身雇用こそ正義。と思っている方で、ブラック介護施設で耐え抜こうと考えている方は、もっと労働環境の良い介護施設へ転職してもバチは当たりません。
責任感の強い人
自分が退職したら、今自分が持っている仕事を引き継ぐ必要があります。
仕事を中途半端な状態で引き継ぐことができない責任感の強い人は、退職を失敗しています。
または、自分の部下が自分を慕って働いてくれている場合、そんな部下を裏切って自分だけ退職することはできない。
このような責任感の強い上司も退職を失敗していると言えます。
わたし自身この考え方が強いので、どっぷりと退職に失敗している状況です。
自分でもわかっているのですが、ブラックな一面がある職場でなんとか働いています。
わたしの場合は現役の介護主任なので、労働環境の改善に取り組むことができます。
そのため転職せずともホワイト介護施設で働くことができました。
しかしわたしは経営者ではないので、突然「この有休は認めない。」「この残業は認めない。」と、経営者が言い出すとどうにもできません。
職員が退職して人手不足になる波が定期的に来る際にも、積極的な採用活動を行うこともできません。
経営者が雇用主なので、「これ以上は人件費が上がるから雇いません。」と言えばそれで終わりです。
つまり、責任感と行動力で職場環境を改善したとしても、ホワイト介護施設へ転職した方がコスパがいいということです。
改善するための経験は、とても良い糧になります。ただ、そのためにブラック介護施設で働き続ける必要もありません。
責任感の強い方も、転職することを一度検討してもいいと思います。
以上、退職を失敗する人の特徴5選でした。
あなたは何個当てはまりましたか?
5個すべて当てはまった方は、自分の施設がブラック企業(ブラック介護施設)かどうかを見極める必要があります。
以下の記事は、組織に闇のあるかどうかをチェックできる記事ですので、ぜひ一度『ブラック企業チェック』してください。
介護職員が搾取され続けないよう、わたしの失敗があなたの成功につながれば幸いです。
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