夜勤がしんどい……
人間関係で問題がある……
お局から嫌がらせを受ける……
看護師からパワハラを受ける……
休憩がない……
有休が取れない……
人手不足で毎日しんどい…
などなど、介護職員が退職を考える理由は、たくさんあります。
退職を考えた時の結論
辞めたいと感じたら、早めに辞める。
それが施設にとっても、あなたにとっても一番良い方法です。
私は20年間同じ特養で働いていますが、当時は上記の辞めたい理由全てがそろっている施設でした。
その状況が改善する前に私は主任になり、全てを改善しなきゃいけない側に回ることになりました。
その結果、全てを改善することができました。
しかし、それまでには多くの大変なことがありました。
職場環境の改善は、何年もかかりました。
今は働きやすい介護現場も増えているので、あなたが職場を改善する必要はありません。
だから、職場環境が嫌で辞めたい場合、改善するまで何年も我慢する必要がありません。
- 辞めたいと感じたら、早めに辞める
- 職場環境が改善するまで我慢する必要はない
- 働きやすい介護現場はたくさんある
今の辛さは、あなたにとって耐えられる辛さ……?
「なーんだ、辛かったら辞めればいいんだ」と、簡単に考えて退職することは避けるべきです。
仕事は少なくとも辛いことがあります。
あなたにとって、その辛さは耐えられる辛さかどうか、慎重に考える必要があります。
実は神職場の可能性があるのに、簡単に辞めてしまうと、困るのはあなたです。
その結果転職して気づく「あ、前の職場って、いい職場だったんだ」と。
では、『耐えられる辛さの職場』とは、どんな職場なのでしょうか。
ごく一部ですが、見分け方をご紹介していきます。
職員ファーストの一面がある
介護業界は、ご利用者さんを優先にし、職員をないがしろにしがちです。
それが福祉という職業倫理上、美しく見えます。
ただ、ご利用者さんファーストにすると、職員はさまざまな我慢を強いられます。
ご利用者さんも大切にしますが、職員も大切にする姿勢のある職場は、辛いことがあっても辞めない方が良いと思います。
神上司と魔上司の見極め方
上司がパワハラをするような魔上司だったら、退職を考えていいと思います。
その反対に神上司であれば、その退職の気持ちは考え直した方がよいでしょう。
神上司は仕事ができて、人間的に尊敬できる人です。
私が思う、神上司と魔上司の見分け方は、『挨拶のしかた』です。
あえてパソコン作業をしている上司に挨拶をしましょう。
その時、神上司はパソコン作業の手を止めて、相手を見てから挨拶をします。
魔上司は、パソコン作業の手を止めず、相手を見ることもなく、小さな声で「おはようございまーす……」
これは、職場見学の時でも確認できることでもあります。
介護部の上司に挨拶したとき、どこまで丁寧に応対できているか。
自分が働く職場が良い職場かどうかを見極めるポイントだと思います。
- 職員を大切にする姿勢がある職場かどうか
- 上司の挨拶は、手を止めて、相手を見て挨拶するか
いくらいい職場、いい上司であっても、「さすがに無理……」という職場もあります。
介護業界あるあるだと思いますが、介護職員はブラック事業所で起きる出来事が、全て『当たり前なこと』として感じるようになります。
例えば、休憩時間や残業に対するルールがガバガバな職場です。
会議は全員強制出席
会議は休日でも出席すること。
これを強制し、残業代も出さない介護事業所もあります。
私の働く特養でも、同じ風潮が以前にはありました。
私が主任になってからは、『休日は休むこと』『休日の会議には出席しないように』と伝え続けて改善しました。
これは割と簡単に改善できました。
この問題点は、働いて数ヶ月経たないと見えてこないです。
古い介護事業所にありがちだと思います。
この意識がある事業所だと、休憩時間や残業代に関するルールが『職員の我慢を優先させる』という意識が強い職場だと言えます。
結論
- 辞めたいと感じたら、早めに辞める
- 職場環境が改善するには、時間がかかる
- 他にいい職場はたくさんある
- 職員ファーストを意識した職場は、良い職場の可能性がある
- 神上司であれば、辞めない方がよい
- 休日でも会議に強制参加させる職場は、ブラック施設の可能性が高い
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